俣野・下飯田・今田の各遊水地にそれぞれビオトープを整備し、様々な生き物が生活できる環境を作って、維持していく取り組みを行っています。
ビオトープとは、ドイツ語で「生きものの棲む場所」という意味で、様々ないきものが生活できる環境を造って、維持していくことをいいます。ビオトープ内は一般の立ち入りを禁止し、動植物の保全を行っています。
境川遊水地では、ヒメガマ・ヨシ・カンガレイなどの水辺の植物、コサギ・アオサギ・カワウ・カモ類・カワセミなどの水辺の鳥、モツゴ・タモロコ・トンボやその幼虫のヤゴなど水辺の生物や公園周辺に存在する田んぼや畑・森の生き物の一部も観察することができます。
※生き物の持ち帰りはできません。
遊水地周辺では約100種類の鳥が確認されています。
双眼鏡の貸出サービスもありますので、来園の際はぜひご利用ください。※身分証明書が必要です。
ホオジロ
トビ
アオサギ
ゴイサギ(幼鳥)
ハクセキレイ
ヒドリガモ
カルガモ
カイツブリ
カワセミ
カワウ
キジ
コガモ(ペア)
コサギ
マガモ(ペア)
モズ
タシギ
オカヨシガモ
河川敷きの草原や湿地の草本が多いため、バッタの仲間がよく観察できます。草原でよく見られるトノサマバッタの他、水辺で見られるコバネイナゴなども観察できます。湿地区域では、トンボの仲間も多く観察できます。
シジミチョウ類
コシアキトンボ
エンマコオロギ
ヒメアカタテハ
ホシササキリ
イチモンジセセリ
コバネイナゴ
ナミアゲハ
ニホンカナヘビ
オオカマキリ
シマヘビ
シオカラトンボ
ショウジョウトンボ
トノサマバッタ
ツマグロヒョウモン
境川・和泉川や園内のせせらぎ水路などには多くの水生生物が確認できます。
コイ
ニホンアマガエル
スジエビ
タモロコ
トウキョウダルマガエル
トウヨシノボリ
アメリカザリガニ
アユ
ギンヤンマのヤゴ
ハグロトンボのヤゴ
カダヤシ
カワニナ
境川遊水地公園では、水辺の植物と河川敷きの草原の植物が観察できます。水辺では、ヨシやヒメガマなどの大型の植物だけでなく、セリ・ミゾソバ・カワヂシャ・カヤツリグサの仲間など多くの植物が観察できます。草原の植物は外来種も多いですが、チガヤやオギなどの典型的な河川敷きの植物も観察できます。
ジュズダマ
アシ
メリケンガヤツリ
ミゾソバ
オギ
サンカクイ
セイタカアワダチソウ
ススキ
タコノアシ
「リバーガイド‐境川遊水地公園の生き物たち‐」を公園窓口にて配布しています。
境川遊水地を紹介する18ページ程の小冊子です。公園MAPや動植物・遊水地の役割などが載っています。