神奈川県立大磯城山公園は旧三井財閥別邸跡と旧吉田茂邸地区を利用した日本情緒あふれる公園です。

旧三井別邸地区

であいの広場

駐車場に接するであいの広場は南門へと続く公園のアプローチです。案内ボードがありますので園内へ入る前にご覧ください。

南門

公園の南側、正面入口に位置し、木造の門構えが印象的です。駐車場に接するであいの広場から門をくぐると、静かな園内路が木立に包まれるように続きます。

公園管理事務所

南門をくぐって右手に公園管理事務所があります。大磯城山公園のご案内、受付、管理をしています。

横穴墓群

古墳時代後期の横穴墓群です。詳しい資料や解説は、大磯町郷土資料館でご覧いただけます。

大磯町郷土資料館

大磯周辺地域の歴史、風土、民俗を紹介しています。外観は城山荘をモチーフとしています。
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北蔵ギャラリー

昭和16年頃に建てられたという蔵。当時がしのばれる数少ない建物です。東蔵も同時代に建てられました。
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展望台

中世の城跡でもあるだけに、眺めのよさが自慢です。ゆるやかな坂道を上ると、眼下の相模湾を前景に富士山から伊豆半島にかけての山並みを一望することができます。

茶室「城山庵」

城山庵は、旧三井財閥別邸の一部として置かれていた国宝の茶室「如庵」を模して建てられました。茶事はもとより、お稽古用にも気軽にご利用ください。付帯の休憩室では、抹茶の接待も受けられます。
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ふれあいの広場

大磯町郷土資料館の前に広がる明るい広場です。国宝の茶室「如庵」はその昔、この広場の一角に建てられていました。春には桜が咲き、新緑と桜を一度に楽しむことができます。

ひかりの広場

季節毎に表情を変える明るい広場です。高台にある休憩所は初日の出スポットとしても人気です。広場脇のせせらぎは小淘綾ノ滝へ落ち、不動池に流れ込んでいます。

こうの橋

静かな緑に囲まれた園路散策でのビューポイントになっています。国府橋(こうのはし)と表記します。こゆるぎの滝を見下ろすことができます。

こゆるぎの滝

小淘綾ノ滝(こゆるぎのたき)と表記します。こゆるぎの滝はもみじの広場、不動池へと流れてゆきます。

もみじの広場

不動池のまわりをモミジが彩る日本庭園です。新緑、紅葉の季節には不動池に映え、ことのほか見事です。

旧吉田茂邸地区

兜門

サンフランシスコ講和条約締結を記念して建てられた門で、別名「講和条約門」とも言われています。

バラ園

昭和36年頃、日本庭園作園とほぼ同じ時期、現在の駐車場の敷地に、バラ園が造られました。
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管理休憩棟

兜門をくぐってすぐ右手にあります。大磯城山公園旧吉田茂邸地区のご案内、受付、管理をしています。
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心字池

中島健設計による日本庭園で、その中心となる心字池は邸宅の正面に配置されました。草書体の「心」をイメージした池といわれています。

七賢堂

明治36年に伊藤博文が造営。 初め、伊藤博文が尊崇する三条実美、岩倉具視、木戸孝允、大久保利通の4名が祀られ、後に伊藤博文、西園寺公望、吉田茂の3名が合祀され 七賢堂と称されました。かつては中に七人の肖像が掲げられていました。

吉田茂銅像

日米講和条約締結の地、サンフランシスコと首都ワシントンの方角に顔を向けているといわれています。 銅像付近からは眺望が良く、富士山、伊豆半島、相模湾などが一望できます。

中池

本邸に続く道の左手に見える中池は、自然風景的で護岸の石組の個々の石が寝ている優しい印象です。

旧吉田茂邸

吉田茂が暮らした当時の邸宅を復原したものです。昭和22年頃建てられた応接間棟、および昭和30年代に近代数寄屋建築で有名な吉田五十八が設計した新館をメインに再建しています。
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松林

かつて吉田茂が「松籟庭」と呼んだほどのクロマツ林が広がっていました。この松林は、海風を和らげる機能があるとともに、日本庭園を屏風のように囲み、心字地の背景となる重要な要素を担っていました。松籟庭の「籟」とは、笙のことで、笛を意味し、松林を吹き渡る海からの風の音を意味していると思われます。