公益財団法人神奈川県公園協会は、2025年(令和7年)3月20日に設立50周年を迎えます。この間の県民の皆様や協力団体・企業・ボランティアの皆様のご指導、ご支援に深く感謝申し上げます。
当協会は、公園緑地の維持管理・利用増進及び緑化思想の啓蒙普及を行うことを目的に1975年(昭和50年)に財団法人神奈川県公園協会として産声をあげて以降、10年、20年、30年、40年と齢を積み重ねてきた中で、様々な変化に対応してまいりました。
1995年(平成7年)には、財団法人神奈川県自然公園協会と合併し、自然公園の利用増進にも取り組んでいくこととなりました。また、平成15年(2003年)の地方自治法の改正による公の施設への指定管理者制度導入により、民間企業等との競争を経て公園等の管理運営を行うこととなり、より一層の効率的・効果的な管理運営に取り組んでまいりました。更に、公益法人制度改革により、2011年(平成23年)には、公益財団法人となり、「みどり・環境の保全と創造の普及啓発」、「県民の健康・福祉の増進」、「地域社会の健全な発展」に寄与するという法人の目的が更に明確になりました。
この間、2011年(平成23年)の東日本大震災の教訓から公園の防災機能としての重要性が、また、2020年(令和2年)からのコロナ禍を経て、公園が人々の心身の健康に不可欠な存在であることが改めて認識されるようになるなど、公園に対する人々のニーズは多様化し、地域社会において公園が果たす役割も益々大きくなってきています。
私たちは、永きにわたって培ってきた公園管理運営のノウハウを活かし、公園の健全な利用を推進するとともに、地域と連携し、周辺地域の街づくりや課題解決にも取り組むなど、地域社会に常に信頼される存在となれるよう、一層の努力を重ねる所存ですので、今後とも皆様の温かいご指導、ご鞭撻をいただきたく、よろしくお願いいたします。
公益財団法人 神奈川県公園協会
理事長 横溝 博之