神奈川県立 辻堂海浜公園

ユニバーサルカヌーを
みんなで作ろうプロジェクト

私たちを育ててくれた「ユニバーサルカヌー体験会」を次世代につなげたい!

ユニバーサルカヌーの新艇作製を目指します!

達成率 16.62%

目標金額2,500,000円 6月19日現在 415,451円

クラウドファンディングプロジェクト

プロジェクト実施者
辻堂海浜公園指定管理者共同事業体代表 公益財団法人 神奈川県公園協会
ユニバーサルカヌー運営共催団体 特定非営利活動法人 HONKI University

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ユニバーサルカヌーとは

障がいの程度や状態、年齢、国籍に関わらず、誰もが安全に楽しめ癒されるカヌー

皆が同じ空間で遊べる場をつくることを目指し

2007年に始まった「ユニバーサルカヌー体験会」。17年もの間、多くのサポーターに支えられ、毎年春と秋に辻堂海浜公園で開催してきました。

スタート当初着目されていた肢体不自由等の“目に見える障がい”のみならず、現在は見えない〝心のバリア″まで配慮を広げた運営で、カヌーを楽しみながら多様性への敬意が育まれる場に進化しています。

水深の浅いサザン池に、障がいのある方も乗ることができる転覆しにくい構造のカヌーを浮かべ、1回25分のカヌー体験を楽しんでいただいています。

ユニバーサルカヌーのはじまり

「障がいのある子が近所の子ども達と一緒に遊べる場所が必要だ」との近隣の養護学校の校長の言葉に、湘南工科大学 和田精二教授(当時)が触発されたことをきっかけに生まれた、「ユニバーサルカヌー」。

今から21年前の2003年、湘南工科大学機械デザイン工学科・和田研究室(当時)と神奈川県公園協会が連携した、辻堂海浜公園ジャンボプールの閉場期間の活用に関わる検討を機に、「ユニバーサルカヌー」実現への構想がスタートしました。公園の水辺空間を活かしたユニバーサルな事業を通じて、公園をユニバーサルな空間に変え、誰もが利用でき、今まで以上に多様な人々でにぎわう施設へと発展する未来を描き、動き始めました。

公園での市販カヌーの試乗を経て、研究室は2005年から「絶対に転覆しないカヌー」の開発に着手し、試乗モニターを重ねながら、回転成型の技法を使用した肉厚で頑丈なユニバーサルカヌーの開発を進めました。
当初は園内のジャンボプールを活用することを考えていたカヌー体験会ですが、胸まで水中に浸かってサポートするサポーターへの重い負担(特に秋の水温)が課題となりました。そこで、水深が大人の膝あたりまでのサザン池の方が、サポーターへの身体への負担も少なく、主な参加者であるカヌー初心者の子ども達にとっても安全面でのハードルが低いため、サザン池へと体験会の場所を移し、2007年に現在の活動につながる「ユニバーサルカヌー体験会」を開催するに至ります。

様々な団体、人がバトンを繋いだ、ユニバーサルカヌー体験会

「ユニバーサルカヌー体験会」は、その後(公社)かながわデザイン機構、藤沢市カヌー協会、NPO法人ラウレアなど、様々な団体に運営協力をいただき、現在は「誰もが自分の人生を自分らしく生きられる」社会の実現に向けて活動する、NPO法人HONKI Universityと、神奈川県公園協会との協働により体験会を実施しています。

体験会には、1人でカヌーに乗れるようになる5歳から小学校低学年のお子様を中心に、これまで延べ5万人以上の方にご参加いただきました。全参加者のうちの約3%が障がいのある方です。ユニバーサルカヌー体験会を通じて、障がいのある方やそのご家族が集うサザンクラブという場も生まれて、自分の意志で体験会に参加する子が増え、長期間体験者に身体機能向上がみられたり、保護者にとってのコミュニティの場が形成されるなど、年を重ねるにつれ波及効果が見られるようになりました。

カヌー初体験の子ども達、そしてリピーターになってくれた子ども達やご家族など大勢に参加いただき、ユニバーサルカヌーは出会いの数だけかけがえのない思い出を紡いでくれました。ユニバーサルカヌーで育った子どもたちの中から、小学生のカヌー競技会に参加するまでになった子がいたり、2014年度(第8回)キッズデザイン賞 協議会会長賞を受賞したりと華やかな出来事もありました。

そして老若男女、国籍も多様なメンバーからなる運営団体HONKI Universityの、多様性を重んじる仲間づくりの姿勢に共鳴した参加者の方が、家族ぐるみで「ユニバーサルカヌー体験会」を支えるサポーターとして運営メンバーになったり、体験会でカヌーの乗り方を習っていた子が、今では教える側となって運営を支えてくれるようになるなど広がりを見せ、ユニバーサルカヌー体験会は、人と人とをつなぎ、多様性への敬意が育まれる場へと進化をつづけています。

カヌーの老朽化問題が進行

体験会では、ユニバーサルカヌーとして設計・製作された「転覆しない安全性の高いカヌー」を使用しています。
ところが現在、およそ17年前に約30艇製作したカヌーは、経年劣化によるひび割れ等によって使用できるのは17艇に減り、これらも日々修理しながら使用しており、このままでは体験会の継続的運営が困難な状況となっています。
当初、試作を重ね、頑丈に製作されたカヌーのため、長年使用することができていますが、一方で、肉厚の頑丈な躯体としてつくられたユニバーサルカヌーが、準備・片付で運搬をするサポーターたちの身体的負担として課題となっている側面もあります。

年別ユニバーサルカヌー体験者数推移

  • ・グラフの前半は、開催回数は減っても体験者数は減らず、回を重ねるごとに1回の体験者数は増加傾向にある事が分かる。
  • ・令和3年は、新型コロナ感染拡大に伴い中止。
  • ・令和5年は、13回中4回が、雨天等で中止。

目指すもの

体験会は、サザン池という水深40cmほどの浅い公園の池に、サポーターが入水して、ユニバーサルカヌーを漕いでいる参加者に声がけをしながらの運営が必要です。近くに人がいることによる安心感の中で、子ども達や障がいのある方が、誰と比べるわけでもなく、それぞれがチャレンジできる環境があります。また安心の中で、水辺を通るひんやりとした風や、カヌーのやさしい揺れ、そして同じ水辺の空間を共有している他の人の存在を感じながら楽しむこともできます。

カヌーという非日常を楽しむ皆の笑顔、人に手を差し出す優しい心、それぞれに違う個性が緩やかにつながりあうひと時。ユニバーサルカヌー体験会の空間から生まれる「優しさ・豊かさ」が、これからも参加者を通じて公園から地域に広がっていって欲しい。
17年もの間、皆が大事につないできた地域の宝「ユニバーサルカヌー体験会」を、この先も続け、次世代に繋ぎたい。現在残っているユニバーサルカヌーが、この先いつまで安心して使い続けられるか分からないという老朽化問題や、サポーターの身体的負担を心配せずに体験会を続けていくため、皆様のお力をお借りして、安全性が高くて軽い、ユニバーサルカヌーの新艇5艇の製作を目指します。

クラウドファンディング

安全なカヌーを作り、「ユニバーサルカヌー体験会」を継続したい

ご寄附・ご支援の使い道

ユニバーサルカヌーを5艇製作

■製作費1艇50万円程度の見込み
■2024年12月新艇発注、2025年3月完成(予定)

募集期間

2024年5月11日(土)~10月31日(木)


ご寄附・ご支援コース早見表

  • Tシャツ、パーカー、ジャケットはサイズをお選びいただけます。
  • Tシャツ、パーカー、トートバッグは色を選べます。
  • 公園サイトお名前掲載は、1万円以上のご寄附をくださった皆様のお名前を、辻堂海浜公園サイトにてご紹介いたします。(希望者のみ)
  • カヌーイベントお名前掲載は、2025年カヌーチラシと開催期間中のカヌー受付にお名前を掲載いたします。(希望者のみ)

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リターン・ギフトについて

今回のカヌー新艇製作プロジェクトに欠かせない、リターン・ギフトの準備をイラストで応援して下さったのが、地元茅ケ崎生まれ・在住のキャラクターデザイナー Ryu Ambeさん。
アパレルブランドをはじめ、様々なコラボレーションで大人気のRyuさんに、「愛」をテーマに特別記念イラストの描き下ろしを依頼し、Tシャツやパーカー、トートバッグなど製作しました。

愛をテーマにした時に、人々の繋がり、子どもたちが遊ぶ姿、自由に過ごす姿、そのものが愛だなと思う。まさにこの描いている人たちが愛で繋がっているのだなと。
愛をハートで表現するより、日々の日常は愛で満ちていることを伝えたい。

そして、公園に来る方々が老若男女、海外の人、犬、自然が豊かというところから一つの地球のようだなと感じ、このデザインになりました。

We are the children
私たちはみんな地球の子ども
みんな子どもの心を忘れないで


その他、公園の桜の管理作業で得られた、剪定枝やひこばえなどの、植物発生材から抽出した染料で染めたハンドタオルや、公園の楠の剪定枝を原料に、京都のお香の老舗「松栄堂」とコラボレーションして製作した、楠のお香など、公園ならではのギフトもご用意いたしました。

よくある質問

ユニバーサルカヌープロジェクトクラウドファンディングについて、よくある質問

1. クラウドファンディングとはなんですか?

インターネット等を通して活動や夢を発信することで、想いに共感した方や活動を応援したいと思ってくださる方から資金を募る仕組みです。万が一目標金額に届かなかった場合にも自己負担により実行します(製作艇数減の可能性あり)。

2. 寄附の方法は?

方法1:本サイト内の「ご寄附・ご支援のお申込みはこちら」からWEB申込フォームでお申込後、下記口座にお振込
方法2:辻堂海浜公園で配架・配布の申込書を公園管理事務所窓口でお渡し頂き、下記口座にお振込
※申込書は、管理事務所で配架する他、園内の各種イベント時にもブースを設置し、申込書を配布してご寄附等を募りますので、ご協力よろしくお願いいたします。

■お振込先
 金融機関 横浜銀行(0138)
 支店名 県庁支店(316) 口座番号 普通1230827
 口座名義 ザイ)カナガワケンコウエンキヨウカイ

(お振込いただく際の振込手数料は、ご負担くださいますようお願い申し上げます)

3. 寄附額はいくらですか?

税制優遇あり、3,000円、10,000円、30,000円、100,000円
税制優遇なし(リターン・ギフトあり)、10,000円、30,000円、50,000円をお選びいただけます。

4. 税制上の優遇はありますか?

本プロジェクトでは、【税制優遇あり】と記載されたコースへのご寄附に限り、税制上の優遇措置がございます。
いただいたご寄附金は、公益財団法人神奈川県公園協会へのご寄附として受け取ります。
個人の方が2,000円以上ご寄附いただいた場合は、所得税の確定申告の際、所得控除の申告を行うことができます。法人の方は損金(特定公益増進法人に対する寄附金を含む)処理を行うことができます。
詳細はこちらをご覧ください。(神奈川県公園協会ご寄附のご協力について)
ご寄附いただいた方には、同協会から受領証として「寄附金受領証明書」をお送りしますので、申告の際にご利用ください。
*受領証明書名義:ご寄附の際に記載いただいた、お申込書の氏名・名称をあて名とします。
*受領証明書発送:ご寄附の際に記載いただいたお申込書に基づき作成した「寄附金受領証明書」をメール又は郵送にてお送りします。
*寄附受領日と送付日:公益財団法人神奈川県公園協会がご入金を受けた日を受領日とし、2024年12月末日までに送付予定です。

5. リターン・ギフト(返礼品)は色やサイズを選べますか?

衣料品によって、選べる色やサイズが異なります。
素材も含めて、詳しくは「カラーとサイズ表」をご覧ください。

6. リターン・ギフト(返礼品)はいつ届きますか?

お申し込みとお振込みが完了した月の翌月末発送を基本としますが、衣料品は受注生産のため、翌月末以降準備ができ次第発送の場合もございます。

7. 問合せ先について

【プロジェクト全体の問合せ】
辻堂海浜公園管理事務所
TEL:0466-34-0011

【税制優遇関係の問合せ】
(公財)神奈川県公園協会 経営課(平日9:00~17:00)
TEL:045-651-0930

【リターン・ギフト、プロジェクトのイベント出展ブースについての問合せ】
特定非営利活動法人 HONKI University
universalcanoe@gmail.com

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