塚山公園の最高部は標高133m。見晴台からは横須賀港や横浜、房総半島の山々などが見渡せます。公園の奥には「按針塚」と呼ばれる碑があります。国指定史跡のこの碑は、三浦按針ことイギリス人ウイリアム・アダムスと、その妻の墓です。
三浦按針は、徳川家康の信任を得て、この地三浦郡逸見村に250石の領地を与えられ、外交顧問として仕えたほか、砲術や造船術、航海術などを日本に伝えました。
三浦按針の領地であった逸見にあるこの公園には、按針の遺言によってこの地に建てたと伝えられる2基の供養塔が残されています。
・安針塚について(横須賀市観光情報)(別ウィンドウで開きます)
現在も毎年4月初旬、その功績をたたえる按針祭が開かれます。 その頃園内は淡紅色の桜が満開になり、桜祭りも開かれ、花に誘われた人の波が夜桜の時間まで続き、一年で最もにぎやかな季節を迎えます。
※写真の左側が「按針塚」で、右側が「ウイリアム・アダムスの木版画」です。