第9回 花とみどりのフォトコンテスト
入賞作品

大賞

「憩う」
秦野戸川公園
野間口 英敏

講評

前回に続き、秦野戸川公園が大賞となりました。作者の添付コメントは「公園の夏」とだけ。確かに、水辺の緑地でくつろぐ人々の姿は夏の公園そのものです。この作品の魅力は、高台から俯瞰した画面構成にあります。涼しげな川の流れを前面に配し、日差しを和らげる木陰や芝生の緑を適度に写し込み、状況説明は十分。そこには、ほどよく自然を感じられるように管理された園地で水遊びをする家族が。きれいで浅い流れは、夏の子供たちには欠かせません。また、簡易テントで休息する人々、散歩を楽しむ人の姿も見られます。思い思いに時を過ごす61人の姿を通して、公園のあるべき姿がさりげなく描かれています。



準大賞

「雪の吊橋」
秦野戸川公園
増田 功二

講評

やはり秦野戸川公園での俯瞰撮影。風の吊り橋はここのシンボルともなっていてよく写されているのですが、横からではなく、橋上を見下ろすようにとらえたアングルが新鮮です。全体としては無彩色の冬の光景なのですが、橋に薄く積もった雪が踏み固められて白い道となり、そこを歩く人の上着の赤が印象的です。また望遠レンズによる切り取り効果によって、吊り橋の距離感はかなり圧縮されて写真的な描写となっています。にもかかわらず、手前の人物から画面奥に見えるカラフルな子供たちに向かう視線の移動によって、橋の距離感も感じられます。



スマホ大賞

「暑いっ!」
辻堂海浜公園
原田 恭子




入選





佳作








特別賞








スマホ部門





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