「憩う」
秦野戸川公園
野間口 英敏
講評
前回に続き、秦野戸川公園が大賞となりました。作者の添付コメントは「公園の夏」とだけ。確かに、水辺の緑地でくつろぐ人々の姿は夏の公園そのものです。この作品の魅力は、高台から俯瞰した画面構成にあります。涼しげな川の流れを前面に配し、日差しを和らげる木陰や芝生の緑を適度に写し込み、状況説明は十分。そこには、ほどよく自然を感じられるように管理された園地で水遊びをする家族が。きれいで浅い流れは、夏の子供たちには欠かせません。また、簡易テントで休息する人々、散歩を楽しむ人の姿も見られます。思い思いに時を過ごす61人の姿を通して、公園のあるべき姿がさりげなく描かれています。
「雪の吊橋」
秦野戸川公園
増田 功二
講評
やはり秦野戸川公園での俯瞰撮影。風の吊り橋はここのシンボルともなっていてよく写されているのですが、横からではなく、橋上を見下ろすようにとらえたアングルが新鮮です。全体としては無彩色の冬の光景なのですが、橋に薄く積もった雪が踏み固められて白い道となり、そこを歩く人の上着の赤が印象的です。また望遠レンズによる切り取り効果によって、吊り橋の距離感はかなり圧縮されて写真的な描写となっています。にもかかわらず、手前の人物から画面奥に見えるカラフルな子供たちに向かう視線の移動によって、橋の距離感も感じられます。
「暑いっ!」
辻堂海浜公園
原田 恭子
「夕映え」
辻堂海浜公園
田中 利文
「神様行列」
保土ヶ谷公園
小嶋 典生
「満開の桜」
相模原公園
今井 敏夫
「ファンタジーナイト」
相模原公園
町野 正樹
「春爛漫」
津久井湖城山公園
山田 フジ子
「深山の秋」
丹沢 大倉尾根
馬場 雅美
「御来光浴びて」
塔ノ岳山頂
冨士 悦子
「琥珀のビオトープ」
境川遊水地公園
相原 宏之
「アルプスホーンに魅せられて」
秦野戸川公園
原井 忠
「じいじみて!」
秦野戸川公園
城戸 和子
「粉雪舞う里の湖」
丹沢湖
石川 政信
「朝のひととき」
秦野市内権現山
山口 仁陸
「毎年決まった場所で」
塚山公園
綿谷 秀生
「冬の丹沢表尾根」
丹沢 塔ノ岳
堀口 裕明
「秋の気配」
茅ケ崎里山公園
柳 盛康
「早朝の花見」
津久井湖城山公園
越智 優心
「一日の終わり」
秦野戸川公園
佐藤 節夫
富士フイルム賞
「オットット」
秦野戸川公園
中島 勲
日本カメラ賞
「足取りも軽く」
秦野戸川公園
青木 房雄
サカタのタネ賞
「花摘み娘」
相模原公園
久田 秋義
小田急ランドフローラ賞
「湖水まつり・箱根園花火と花火観覧船」
恩賜箱根公園
吉田 宏
オーチュー賞
「自転車でハワイにきました(笑)」
辻堂海浜公園
金山 利幸
湘南造園賞
「二人の夜」
大磯城山公園
由木尾 美和
神奈川県観光協会賞
「大涌谷風景」
大涌谷
室井 義雄
七沢観光協会賞
「新緑の紅一点」
七沢森林公園
亀崎 孟
アイスコ賞
「散歩道」
保土ヶ谷公園
荒井 三郎
コカ・コーラ賞
「めざせ東京オリンピック」
山岳スポーツセンター
広瀬 奈津美
キリンビバレッジ賞
「力を合わせて」
座間谷戸山公園
平野 昌子
仲良し親子賞
「パパと水遊び」
秦野戸川公園
多以良 総子
虹の架け橋賞
「虹を追っかけて」
秦野戸川公園
菅原 大介
時をかけるランナー賞
「雲とともに走るランナー」
辻堂海浜公園
高橋 雅子
ファンタジア賞
「真夏の夜のファンタジア」
相模原公園
座間 秀雄
水の架け橋賞
「水の架け橋」
津久井湖城山公園
越智 由香理