第5回 花とみどりのフォトコンテスト
入賞作品

大賞

「山頂のアルプホーン」
大野山
田中 康彦

講評

山北町の県立大野山乳牛育成牧場で行われる、大野山フェスティバルの一コマ。快晴となった秋の一日、アルプホルンが発する音色が、清澄な空気の中に響き渡るのが聞こえてきそうですね。遮るもののない山頂の展望、中央に裾野を広げた富士山が「アルプス」とはまた違った山岳風景を見せています。強い日差しの中、鮮やかな民族衣装と不思議な形をしたアルプホルンの砲列をとらえ、すばらしい情景描写で秋の空気感を表現しています。



都市公園・部門賞

「ウォーターカーテンからの世界」
津久井湖城山公園
星野 郁男

講評

県立津久井湖城山公園・水の苑地の情景。好天にもかかわらず土砂降りのような水の筋は、噴水か簾のような人工滝の流れでしょう。花見の情景とカメラの間に水のカーテンを写し込むことで「何だろう?」と視線を止める効果が生まれました。また、画面全体が水の色で薄く青みがかかり、真っ白に写った桜に、のどかな春景色とは違った雰囲気が感じられます。



自然公園・部門賞

「寒波襲来」
神ノ川
小池 久男

講評

丹沢の北、道志川に流れ込む神ノ川のあたり。雪が多かった今年の冬を画面いっぱいにとらえています。雪が降り止んだ後、風や日差しで枝に降り積もった雪が落ちないタイミングを選び、直射光の当たらない陰になる樹林を写して質感をよくとらえています。また、人工物であるトンネルとその暗がり、反対側の明るい光が現実感を添えています。画面右上に控えめに輝く太陽も効果的。




入選





佳作












特別賞



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