第4回 花とみどりのフォトコンテスト
入賞作品

大賞

「雲上の蛭ケ岳」
蛭ケ岳 上空
山口 好一

講評

神奈川県の中央に位置する丹沢山塊を手前に、富士山、アルプス連峰を見はるかす雄大な景観です。付近に蛭ヶ岳より高い場所はないので、空中からの撮影でしょうか。地上を覆った白い雲はまさしく雲海で、私達が日常生活を営む平野部は海の底、雲海の上に別世界があるようです。空や遠景の描写との兼ね合いからいえばギリギリですが、全体に明るいトーンが清々しさを感じさせます。また、山頂に見える蛭ヶ岳山荘の小さな姿がスケールを感じさせると共に、わずかに現実感を添えて効果的です。



都市公園・部門賞

「夕日の見える丘」
相模三川公園
町野 正樹

講評

夕日が沈みゆくのは丹沢の山並み、タイトルのとおり、相模三川公園の「夕焼けの丘」の素晴らしい景観がシンプルに描かれています。携帯電話を操作していると思われる人と側に寄りそう犬の姿が、まるで銅像のようにシルエットで浮かび上がり、ほほえましいポイントとなりました。快晴で光が強いために太陽が真っ白に飛んでいますが、その分画面に透明感がプラスされています。



自然公園・部門賞

「流れに沿って」
丹沢大山
小川 賢

講評

丹沢山系の清流を子供達が流れ下る、夏ならではの楽しそうな光景。対角線上に写し込むことで流れの方向が、また手前・中程・遠くと写し込まれた人物によって、自然な遠近感も撮り込まれています。かなり明るいようで、高速シャッター・絞り込みの効果で画面全体のシャープ感が高まりました。一見長閑な情景ですが、手前の子の表情からは、かなりスリルのあることが感じられます。




入選





佳作












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