「行楽日和」
津久井湖城山公園
佐藤 好男
講評
津久井湖の岸に整備された親水公園の、うららかな春の一日が見事に描かれています。一番手前の展望台のグループから、緑になり始めた芝生、満開の桜と散策する人々、青空と雲を写した湖水、対岸の景色までシャープに写し込んだことで、広々とした景観が表現できました。全体を見渡し俯瞰できる撮影位置を選んだことと、晴天の半逆光気味の光によって桜の量感が描出されたことで、この公園の魅力が十二分に伝わる作品となりました。
「枯葉落の渓流」
西丹沢
松井 昭彦
講評
県の中央に位置する丹沢山系に点在する、渓流の美しさが見事に切り取られています。岸辺の緑と落ち葉、岩の黒々とした質感、清冽な流れと、渓流の魅力が過不足なく写し込まれているのがポイント。樹木や下生えの草、苔などの緑が鮮やかな5月、雨上がりでしょうか、黒光りするような重厚な岩の質感、そして小さな落差を流れ落ちる豊かな水の白と碧、この三つが揃った上で、縦位置の画面で構成し自然な奥行きと臨場感を得ています。
「爛漫」
相模原公園
小川 賢
講評
梅雨の晴れ間、花菖蒲が見事に咲きそろった相模原公園の池が、秀逸な構図で表現されています。池を広く写し込むと散漫な印象になりがちですが、流れるように湾曲した石列をポイントに、画面の右と上を二種類の花菖蒲で埋め、左側の池面には樹木の濃い緑が映り込み、隙がありません。画面上の東屋で休む人々、スケッチする方も添景として効果的です。
「どんと焼き」
茅ケ崎里山公園
平野 昌子
講評
茅ヶ崎里山公園で行われるどんど焼き。要点がきちんと写し込まれた、臨場感あふれる素晴らしいスナップ作品です。小さく目立たない餅を大きな炎と共に手前に写し込み、周囲を取り巻く防寒着の人々の煙そうな姿を配したことで、どんど焼きの熱気が感じられます。炎の盛りは意外に写しにくいもの、終わり間近のこのタイミングが良かったようです。
「冬の大倉尾根」
大倉尾根(丹沢)
本田 靖夫
講評
降雪の中、登山者の小さな姿が印象的で、冬山の一面をよく伝えています。丹沢 塔ヶ岳にいたる広い尾根を行く整備された道、写真を見る視線は、放射状に写された木道をなぞって消失点に誘導されます。そこには重そうなザックを背負った登山者が……、ゆっくりとした足取りが伝わってくるようです。モノトーンで統一された画面も冬を感じさせてくれます。
「夕暮れ」
津久井湖城山公園
三浦 喜三
「夏本番」
秦野戸川公園
寺川 仁
「梅雨の晴れ間に」
秦野戸川公園
中村 雄二
「イチョウ並木ライトアップ」
保土ヶ谷公園
小嶋 典生
「谷戸の秋」
座間谷戸山公園
野中 昌久
「森の春」
保土ヶ谷公園
樺澤 澄枝
「雲まで届け!」
保土ヶ谷公園
村上 麻里
「森に響け陣ぶれ太鼓」
津久井湖城山公園
早川 英夫
「にぎわうジャンボプール」
辻堂海浜公園
針田 正道
「冬の稜線」
西丹沢檜洞丸
関口 武雄
「現場」
大涌谷
星 栄寿
「春の息吹き」
宮ヶ瀬
山崎 桂子
「澄みわたる湖景」
丹沢湖
諸星 定夫
「朝光をあびて丹沢を歩く」
西丹沢
下川 勝利
「カヌーマラソンのスタート」
丹沢湖
飯田 恒雄
「遊びにおいで」
辻堂海浜公園
成田 一三
「盛夏の花園」
相模原公園
鹿又 清信
「満開の菖蒲園」
相模原公園
伊藤 良一
「光る吊橋」
秦野戸川公園
山口 仁陸
「五月晴」
茅ケ崎里山公園
左氏 靖雄
「横須賀の桜」
塚山公園
芳山 顥希
「憩いの時」
相模原公園
草場 久仁子
「紅葉の不動池」
大磯城山公園
會田 重道
「実りの秋だよ」
座間谷戸山公園
須藤 弘二
「水のある風景」
境川遊水地公園
福井 真理子
「夏景色」
恩賜箱根公園
松原 勉
「夕焼けだね!」
辻堂海浜公園
笹井 圀明
「ランニング」
相模原公園
宮本 研一
「楽しい日々」
茅ケ崎里山公園
松原 哲
「“シーッ”」
境川遊水地公園
石橋 きよ子
「団欒」
相模原公園
富田 勝雄
「楽しく踊る」
辻堂海浜公園
石井 清一
「森の賑わい」
七沢森林公園
村田 義一
「しょうぶまつり」
相模原公園
柳 盛康
「薫風宮ヶ瀬湖」
高取山山頂
中里 弘
「彩の丹沢湖から富士を望む」
丹沢湖
添田 英治
「ブナの大木とミツバツツジ」
檜洞丸(丹沢)
宮崎 精励
「早朝の丹沢湖」
丹沢湖
志村 俊明
「大涌谷の賑わい」
大涌谷
湯川 廣行
「収穫の秋」
伊勢原市日向地区
大胡 和美