第11回 花とみどりのフォトコンテスト
入賞作品

大賞

「桜花月照」
津久井湖城山公園
細井 健司

講評

今回は県立津久井湖城山公園が大賞となりました。手前の桜は [水の苑地] エリアの湖畔テラスの上あたり、湖水を挟んで対岸は [花の苑地] の桜の小道、そしてその左奥は城山、といった位置関係でしょうか。「夜明け前、薄明に浮かび上がる桜と朧な満月が素晴らしい光景を……」という作者のコメントどおりの桜景色。最高の舞台を的確にとらえたテクニックというより「写真眼」が冴えています。桜が明るくきれいに見える日中ではなく、満月の夜というタイミングがこの作品のすべてです。夜は、煩雑に見える人工物が写りにくく桜が強調されるのは確かですが、それよりも、桜には月の光がよく似合うと言いたくなる夜の空気感がしっかりと写っています。



準大賞

「楽しいどんど焼」
茅ケ崎里山公園
石井 清一

講評

昔懐かしい「どんど焼き」が毎年行われているのは、樹枝状の台地と谷戸の自然や生活文化に触れることができる茅ケ崎里山公園。どんど焼きとは、門松や注連縄などの正月飾りや書き初めなどを火にくべて焼く小正月の伝統行事。1月14日に谷の家前の広場で行われます。色とりどりの餅を焼いて食べるのが楽しみの一つですが、タイトルのようにその様子を過不足なくとらえています。作者はかなりのベテランのようで、広角レンズの使い方が実に巧み。広い画角を生かす撮影位置が絶妙で、どんど焼きの状況が一目でわかります。また、手前の三人の子供達の後ろ姿がこの行事の主役を教えてくれます。



スマホ大賞

「豪雨の後」
塔ノ岳登山道 小草平付近
佐藤 節夫




入選





佳作








ジュニア賞



特別賞








明治150年記念賞



スマホ部門





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