「桜花月照」
津久井湖城山公園
細井 健司
講評
今回は県立津久井湖城山公園が大賞となりました。手前の桜は [水の苑地] エリアの湖畔テラスの上あたり、湖水を挟んで対岸は [花の苑地] の桜の小道、そしてその左奥は城山、といった位置関係でしょうか。「夜明け前、薄明に浮かび上がる桜と朧な満月が素晴らしい光景を……」という作者のコメントどおりの桜景色。最高の舞台を的確にとらえたテクニックというより「写真眼」が冴えています。桜が明るくきれいに見える日中ではなく、満月の夜というタイミングがこの作品のすべてです。夜は、煩雑に見える人工物が写りにくく桜が強調されるのは確かですが、それよりも、桜には月の光がよく似合うと言いたくなる夜の空気感がしっかりと写っています。
「楽しいどんど焼」
茅ケ崎里山公園
石井 清一
講評
昔懐かしい「どんど焼き」が毎年行われているのは、樹枝状の台地と谷戸の自然や生活文化に触れることができる茅ケ崎里山公園。どんど焼きとは、門松や注連縄などの正月飾りや書き初めなどを火にくべて焼く小正月の伝統行事。1月14日に谷の家前の広場で行われます。色とりどりの餅を焼いて食べるのが楽しみの一つですが、タイトルのようにその様子を過不足なくとらえています。作者はかなりのベテランのようで、広角レンズの使い方が実に巧み。広い画角を生かす撮影位置が絶妙で、どんど焼きの状況が一目でわかります。また、手前の三人の子供達の後ろ姿がこの行事の主役を教えてくれます。
「豪雨の後」
塔ノ岳登山道 小草平付近
佐藤 節夫
「憩いのひととき」
相模原公園
星野 郁男
「ジャンボツリーの華」
宮ヶ瀬湖畔
根本 紀男
「丹沢湖の夕暮れ」
山北町玄倉 丹沢山系
齋藤 敏雄
「エールを送る」
辻堂海浜公園
後藤 文義
「空中遊泳」
大涌谷
二見 清
「梅雨を彩る」
秦野戸川公園
間瀬 幾雄
「湖上の花火」
津久井湖城山公園
田村 泰規
「ご挨拶」
保土ヶ谷公園
小嶋 典生
「富士山の見える風景」
丹沢湖
石井 良二
「丹沢に癒しの音」
秦野戸川公園
門倉 静男
「丹沢湖の夏」
丹沢湖
増田 功二
「紅葉に映える」
西丹沢 世附川
安部 公彦
「沈むダイヤモンド富士」
丹沢 蛭ケ岳
白井 源三
「丹沢の春」
ミツバ峠
齋藤 啓裕
「山開き」
大野山
鈴木 要
「遠望富士」
西丹沢 檜洞丸
碓井 一海
「メタセコイヤの下で」
相模原公園
宮沢 信也
「蛙」
座間谷戸山公園
川内 陽菜
富士フイルム賞
「春の訪れ」
相模原公園
柳 盛康
日本カメラ賞
「縄張り宣言」
境川遊水地公園
田原 武児
サカタのタネ賞
「光芒とコスモス」
相模原公園
今井 敏夫
小田急ランドフローラ賞
「富士見の湖」
恩賜箱根公園
海老根 智
オーチュー賞
「なぎさの風」
辻堂海浜公園
和田 一彦
湘南造園賞
「紅葉のライトアップ」
大磯城山公園
佐藤 美栄子
神奈川県観光協会賞
「光射す谷」
大涌谷
上野 祐司
七沢観光協会賞
「公園のシンボル」
七沢森林公園
其浦 二郎
アイスコ賞
「丹沢の春到来」
秦野戸川公園
清水 進
コカ・コーラ賞
「力を合わせて」
座間谷戸山公園
平野 昌子
キリンビバレッジ賞
「清流に集う」
秦野戸川公園
野間口 英敏
「きれいだね」
大磯城山公園
尾崎 進
「ひとやすみ」
恩賜箱根公園
下川 勝利
丹沢の夕陽賞 「夕陽と影法師」
丹沢 菜の花台
高橋 雅子
イエローリーフ賞 「それっ!」
保土ヶ谷公園
原田 恭子
菫花賞 「あたし達らしくて。」
津久井湖城山公園
田川 美貴
首回り過ぎで賞 「誰か呼んだ?!」
津久井湖城山公園
越智 由香理
湘南の夕焼け賞 「夕焼け」
辻堂海浜公園
金山 利幸
スマホジュニア賞
「夕方の灯し火」
大磯城山公園
加藤 凌大